第7回シンポジウムのお知らせ

社会言語科学会では第7回シンポジウムを2025年9月6日(土)に開催いたします.

日時

2025年9月6日(土)

10:00-12:00
スチューデント・ワークショップ
13:00-13:30
総会
13:30-17:45
シンポジウム

※13:00-13:30に開催される会長挨拶・総会には,学会員の方のみご参加いただけます.

会場

東京都内の大学(正式決定次第公開します)

開催方法

対面(社会状況によってはオンラインまたはハイブリッドに変更する可能性があります)

参加費

無料

共催

言語系学会連合

テーマ名

「言葉の遊戯的使用―冗談・からかい・疑似インポライトネスの多様性」

企画責任者

 岡本雅史(立命館大学)

概要

人は,遊戯的なやり取りを通して,会話を楽しんだり,互いのアイデンティティを確認して連帯感を強め,親しい関係を構築したりしている.冗談やからかい,ユーモア,そして冗談としての嘲りや皮肉,悪態などの疑似インポライトネスでは特に,「これは遊びである」ということへの相互理解が重要である.そのために相互行為の参与者は,マルチモーダルな手段を使って冗談のフレームを構築している.

ここで問題となるのは,どのような言語・非言語表現が用いられてどのような意味が伝達されているのか,どのような場や媒体(メディア),対人関係,モードで産出されたものであるのか,誰に宛てられ誰に向けられてどのような行為として理解されるのか,さらには冗談の成否の条件は何か,といった冗談のもつ多面的・多元的な性質である.

本シンポジウムでは,社会言語学,語用論,認知言語学,会話分析/相互行為研究,レトリック研究といった各分野の研究者による事例分析と知見から,言葉の遊戯的(playful)使用を成立させている要因や構造について議論したい.これにより,これまで自明視されてきた言葉の規範的(canonical)使用そのものを問い直す契機となることが期待される.

話題提供者(予定,順不同)

アッシュ・リー・スプレッドベリー(信州大学)「YouTubeコメントに見られる定型的かつ想像的なユーモア」 
佐藤亜美(名古屋商科大学)「疑似インポライトネスとしての毒舌キャラの発言」
岡本雅史(立命館大学)「オープンコミュニケーションの観点から見る漫才とコント」
岩田夏穂(武蔵野大学)「相互行為におけるからかい:遊び以外の役割に注目して」
山口治彦(神戸市外国語大学)「ジョークのレトリック」

要旨は追って公開いたします.

問い合わせ先

本件に関するお問い合わせは,以下のメールアドレスまでお送りください.
jass-sympo[at]jass.ne.jp(社会言語科学会 企画委員会 シンポジウム担当)
※[at]を@に変えてお送りください.

皆様のご参加をお待ちしております.

社会言語科学会